真実の宗教とは!「霊感商法・詐欺」を考える!

今話題となっていることの一つに、霊感商法なるものがあります。

【霊感商法】とは、人の不幸を巧妙に聞き出し、霊能者を装った売り手が、その不幸を先祖のたたりなどの因縁話で説明する。そして「この商品を買えば祖先のたたりは消滅する。」と効能を訴えたり、「このままだともっと悪いことが起きる」などと不安を煽り、相手の弱みにつけこんで、法外な値段で商品を売りつける。扱われる商品としては、主に壺や多宝塔の美術品を始め、印鑑、数珠(念珠)、表札、水晶などがある。

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「自分は大丈夫だ」・・・そういうあなたが一番だまさてやすい!

詐欺のプロが、あなたを狙っています。多くの悪質商法・詐欺は「お金」が絡んでいます。要注意です。

被害にあわないために 『うまい、お得な話には、注意する!』『いらないときは、きっぱり断る!』『うかつにサインはしない!』

『一人で悩まず、相談する!』などの自覚が大切です。

 

【真実の宗教と科学の関係】

 

★ノーベル物理学賞の受賞を訪日の船内で聞いたアインシュタイン氏が、訪日中に浄土真宗の僧侶と会い、「仏の心とは何か」と尋ねたほど、宗教、特に仏教に関心と理解を示していたことは、多くの文献で明らかです。(HP:2016.3.25「アインシュタインと仏教」参照)

 【アインシュタイン氏の言葉】

 「宗教なき科学は欠陥であり、科学なき宗教は盲目である」

 「生きる意味はなにか、その質問に答えるのが宗教である」

 「仏教は近代科学と両立可能な唯一の宗教である」

 「現代科学に欠けているものを埋め合わせてくれる宗教があるとすれば、それは仏教である」

 

 【湯川秀樹氏の言葉】

 アインシュタイン氏と親交があり、日本人として初めてノーベル賞(物理学賞)を受賞した湯川秀樹氏が、亡くなる少し前に執筆した論文の中で、

 「この世の中で、物理学でわかる世界はほんのわずかであり、ほとんどは科学でわからない。それは仏陀だけが知っている」と述べたそうです。

 これらの言葉は、「真実の宗教とは何か」を問う際に、重要なキーワードになるのではないかと思います。

★仏教は、「智慧」と「慈悲」の宗教です。また、「因・縁・果」の法則を最も重視している宗教です。(HP:2016.10.2「白蓮華」参照)

 

★「因・縁・果」の法則とは

 物事には「因(原因)」があり、そこに「縁」がはたらき、「果(結果)」が生じるという、今考えれば当たり前に見えるこの法則は、お釈迦様が生きられた当時は、画期的な考えでありました。

 私の不幸は、先祖のたたりが(原因)か。不幸を除くためには、高額な壺などが必要(縁))か。高額な壺を買ったら幸福になる(結果)か。よく考えてみましょう。

 親鸞聖人『愚禿悲嘆述懐和讃 ぐとくひたんじゅっかいわさん』 

 かなしきかなや道俗(どうぞく)の

 良時(りょうじ)・吉日(きちにち)えらばしめ

 天神(てんじん)・地祇(じぎ)をあがめつつ

 卜占祭祀(ぼくせんさいし)つとめとす

 

【大意】悲しいことに、出家した人・出家をしていない俗世の人々も、今日は日柄がよいとか、悪いとか言って大安を選んで結婚式をあげ、仏滅・友引だからと葬式を避ける。現在の製品に過ぎない自動車に、交通安全のお守りを飾る、建物を建てるのにおはらいをする等、何の根拠がなくても伝説に惑わされ、神々を敬い、占いや祭り・はらへを一生懸命に努める。

 

 親鸞聖人は、このように述べ、真実に目覚め、因縁果の法則を信じ、迷いのない生き方をしましょうと、願われています。